ロレックスの時間を合わせるときは、手元のモデルに合う公式ガイドで、リューズを引く段数と日付の合わせ方を確認することから始めましょう。日付なしのモデル、デイトジャスト、GMTマスターIIでは、同じ「1段引く」操作でも役割が異なります。
この記事では、確認した公式ガイドの範囲でモデルごとの違いを整理し、時刻・日付合わせの流れと、操作を止めて相談したい場面を説明します。同じモデル名でも古い型番や異なる機構にはそのまま当てはめず、付属の説明書やロレックス公式ユーザーガイドを優先してください。
公式情報の確認日:2026年10月30日。画像はAIを用いて作成した説明図で、実商品の写真・操作手順ではありません。
ロレックスの時間合わせは、まずモデルとリューズ位置を確認
最初に、保証カードや購入時の書類など、手元の記録でモデル・型番を確かめます。日付表示があるか、24時間針があるかも確認し、それに対応するガイドを選びましょう。外見が似ている時計の動画だけを頼りに、操作を決めないことが大切です。

今回の各ガイドでは、ねじ込んだ状態を位置0、ねじ込みを緩めて巻上げできる状態を位置1と呼んでいます。その先へ1段引くと位置2、2段引くモデルでは位置3です。「位置1」と「1段引いた状態」は同じ意味ではありません。
| 確認したガイドのモデル例 | 時刻・日付を合わせる位置 |
|---|---|
| エクスプローラー 124270・224270の案内 | 時刻は1段引いた位置2。日付調整はない。エクスプローラーIIとは別のガイド。 |
| サブマリーナー 日付なしの案内 | 時刻は1段引いた位置2。日付ありのサブマリーナー デイトと区別する。 |
| デイトジャスト/ サブマリーナー デイトの案内 | 時刻は2段引いた位置3。日付は1段引いた位置2。日付を送る方向はそれぞれの説明を確認。 |
| GMTマスターIIの案内 | 位置3でホームタイムを先に設定。位置2では時針を1時間ずつ動かし、日付・ローカルタイムを設定。 |
表の出典:エクスプローラー公式ガイド、サブマリーナー公式ガイド、デイトジャスト公式ガイド、GMTマスターII公式ガイド。現行の案内で確認した例であり、過去の全モデルに共通する表ではありません。
時刻と日付を合わせる流れ|デイトジャストの公式ガイド例
ここでは、現在のデイトジャスト公式ガイドに沿って流れを示します。手元の時計がこのガイドに対応することを確認してから参照してください。リューズを水中で操作せず、無理な力で引いたり回したりしないようにします。
1.止まっている場合は、時刻合わせの前に巻き上げる
リューズのねじ込みを反時計回りに緩め、巻上げ位置1にします。初めて使うときや停止時の案内は、そこから時計回りに25回転以上です。これは当該ガイドの始動時の案内で、25回で必ずフル巻きになるという意味ではありません。
2.時刻を合わせ、午前・午後も確認する
2段引いた位置3が時刻合わせです。この位置では秒針が止まり、リューズを両方向へ回して針を合わせられます。時針を12時まで進めたとき、日付が切り替われば深夜です。それを基準に午前・午後を区別し、目的の時刻へ合わせます。
3.日付を合わせ、リューズを閉める
時刻を合わせた位置3から1段戻し、日付調整の位置2にします。ガイドは日付を送る回転方向がモデルによると説明しているため、手元の時計に合う方向を確認してください。終了後は位置1へ戻し、ケースへ押し込みながら時計回りに最後までねじ込んで閉めます。引っ掛かって閉まらない場合は、力でねじ込まず相談してください。
このガイドの初回設定は「巻上げ→午前・午後を確認して時刻設定→日付設定」の順です。日付が昼に切り替わる場合は、まず午前・午後の設定を確認しましょう。針や日付が説明どおりに動かない場合は、繰り返し力を加えず窓口へ相談してください。
日付なし・GMTマスターIIは、引く段数と設定順が違う
エクスプローラーと日付なしサブマリーナー
エクスプローラーのガイドと、サブマリーナーのガイドの日付なしモデルでは、1段引いた位置2が時刻合わせです。その位置で秒針が止まり、両方向で調整できます。日付用の段階がないので、「必ず2段引く」と考えてさらに引っ張らないようにしましょう。
同じサブマリーナーのガイドでも、デイトは位置2が日付、位置3が時刻です。このガイドのデイトの日付送りは時計回りとされています。モデル名だけで判断せず、日付なし/デイトの該当ページを分けて読んでください。
GMTマスターIIはホームタイムを先に合わせる
GMTマスターIIの公式ガイドでは、ベゼルの三角形を12時へ合わせ、位置3で24時間針と分針によるホームタイムを先に設定します。ここが秒針の止まる位置です。
次に位置2で時針を1時間ずつ動かし、日付と現地のローカルタイムを設定します。日付は時針が深夜を越える動きと連動し、両方向の操作が案内されています。位置2をデイトジャストの日付早送りと同じ仕組みだと考えないでください。旅行時に現地時刻だけを変える場合も、ガイドの該当項目を確認しましょう。
日付変更の禁止時間や逆回転は、全モデル共通で決めない
「夜の決まった時間帯は日付を変えてはいけない」「針を戻すと必ず壊れる」といった一般的な説明を見ても、手元のロレックスにそのまま当てはめないようにしましょう。時刻合わせ、日付の早送り、GMTの時針操作は、分けて確認する必要があります。
今回参照した各公式ガイドは、時刻合わせについて両方向の操作を案内しています。また、該当する操作の説明には、全モデルに共通する一律の「日付変更禁止時間」は確認できませんでした。ただし、これを理由に旧型や別の機構もいつでも同じ操作ができるとは判断しません。
古いモデル、説明書が見つからない時計、曜日表示や複雑機構を持つ時計では、型番を伝えて正規窓口に操作方法を確認してください。安全に動かすための情報がそろうまで、日付を何度も送る、リューズを強く引くといった試行は控えましょう。
時間が合わない・リューズが動かないときの確認点
| 気になる状態 | 確認すること・相談時に伝えること |
|---|---|
| 引いたのに秒針が止まらない | 手元のモデルで時刻合わせの位置にあるかを確認。日付位置と混同していないか、該当ガイドを読む。 |
| 日付が昼に変わる | 午前・午後の設定を確認。設定し直しても不自然な動きが続くなら、その状態を窓口へ伝える。 |
| リューズが引けない・閉まらない | 型番と、どこまで動いているかを伝えて相談。工具や強い力で動かさない。 |
| 合わせても大きく進む・遅れる/止まる | いつ合わせたか、どの程度ずれたか、着用・巻上げの状況をメモする。時刻合わせだけで直るとは決めつけない。 |
操作方法や状態が不明な場合は、ロレックス公式のサービス窓口検索で相談先を確認できます。型番、気になる動き、購入・整備の記録を分かる範囲で用意し、持参品・予約・点検の流れは訪問前に尋ねてください。
ロレックスの時間合わせでよくある質問
リューズを反対に回してしまったら、すぐ故障になる?
回した方向だけで故障とは判断できません。モデルとリューズ位置、行っていた操作を確認します。今回の公式ガイドには両方向で行う時刻合わせもありますが、巻上げでは逆方向に回しても巻けないと案内されています。違和感がある場合は、その後の操作を止めて相談しましょう。
秒針まで合わせたいときは、どこまで引く?
モデルに合うガイドの「時刻を合わせる」位置を確認してください。上の表の日付なしモデルは位置2、デイトジャストやサブマリーナー デイトは位置3が該当します。段数が分からないまま力を加えて引かないことが大切です。
時刻合わせと一緒に、日常のお手入れも確認したい
普段の拭き取り、保管や点検を考える目安は、ロレックスの日常メンテナンスの基本にまとめています。時刻と一緒に装着時のゆるさ・きつさも気になる方は、ベルト調整の種類と費用の確認点も参考にしてください。
時間合わせは、モデルを確認し、正しいリューズ位置と設定順を選ぶことが出発点です。操作が終わったら、午前・午後、日付、リューズの締め忘れを確認しましょう。
