ロレックスのブレスレットを選ぶときは、名称・リンクの形・時計本体との組み合わせを順に確認すると、販売ページの説明を読み分けやすくなります。3列のオイスター、5列のジュビリーなどが知られていますが、同じ列数でも形が違い、留め具や長さの調節機構も別に確認する必要があります。
この記事では、公式ページで確認できた6種類の構造と具体的な仕様例を比較し、中古購入や交換の前に確かめたい点を整理します。全年代の仕様を網羅する一覧ではなく、外観による真贋判定や、コマを外す作業の手順を示すものではありません。
情報確認日:2026年11月1日。画像はAIを用いて作成した概念図で、実商品・操作手順ではありません。
ロレックスのブレス種類を一覧で比較
金属ブレスレットの「3列」「5列」は、幅方向に並ぶリンクの構成を表します。時計の周囲にコマが何個あるか、どの腕回りまで着けられるかという意味ではありません。まず次の表で、名称と構造を対応させてみましょう。
| 種類 | 構造の確認点 | 公式で確認した仕様例 |
|---|---|---|
| オイスター | 幅広で平らな3列リンク | オイスター パーペチュアル36 126000-0008 |
| ジュビリー | 5列リンクの金属ブレスレット | デイトジャスト36 126234-0013 |
| プレジデント | 半円形の3列リンク | デイデイト40 228238-0067 |
| オイスターフレックス | 柔軟なメタルブレードをエラストマーで覆う構造 | コスモグラフ デイトナ 126519LN-0002 |
| セッティモ | 小さく、わずかにカーブする7列リンク | 1908 52508-0008 |
| フラットジュビリー | すべてのリンクが平らな5列構成。ケースとの一体感が特徴 | ランドドゥエラー40 127335-0001 |
表の時計は、構造を確認するために挙げた一仕様例です。同じモデル名の時計に同じブレスレットが必ず付く、別の時計にも取り付けられる、という意味ではありません。候補の時計を見るときは、モデル名だけでなく型番・年代・現在の装着仕様まで照らし合わせてください。
オイスター・ジュビリー・プレジデントの違い
オイスターは幅広で平らな3列リンク
オイスターは、幅広で平らな3列リンクを持つ金属ブレスレットです。表で挙げたオイスター パーペチュアル36の公式仕様は、素材がオイスタースチール、留め具がオイスタークラスプで、約5mmのイージーリンクを備えています。
ここでは「オイスター」がブレスレットの型、「オイスタースチール」が素材の名称です。似た言葉でも確認している項目は異なります。また、この時計の留め具や調節幅を、オイスターブレスレットを持つすべての時計へ当てはめないようにしましょう。
ジュビリーは5列。留め具は仕様ごとに確認
ジュビリーは5列リンクの金属ブレスレットです。公式説明では、1945年のデイトジャスト発表に合わせてデザインされたとされています。表のデイトジャスト36では、オイスタースチール製のジュビリーに、オイスタークラスプと約5mmのイージーリンクが組み合わされています。
「ジュビリーだから留め具はこの形」と名称だけで決めず、購入する時計の技術詳細と実物写真を確認します。正面の雰囲気だけでなく、腕の内側に来る留め具の形や、着脱のしやすさも試着時に見ておきたい点です。
プレジデントは半円形。同じ3列でもオイスターと異なる
プレジデントは、半円形の3列リンクが特徴です。公式には1956年のデイデイト発表に合わせて登場したと説明されています。表のデイデイト40は18ctイエローゴールド製で、留め具はコンシールドタイプのクラウンクラスプです。
オイスターと同じ3列でも、リンクの形まで同じではありません。また、レディ デイトジャスト279178-0002にもプレジデントの掲載があるため、デイデイトだけのものとは言い切れません。モデル名とブレスの名称を一対一で覚えるより、個々の仕様を確認する方が確実です。
オイスターフレックス・セッティモ・フラットジュビリー
オイスターフレックスは内部に金属を持つ
オイスターフレックスは、柔軟性を持つ2つのメタルブレードを、高性能エラストマーで覆った構造です。黒い外観だけを見て、金属を使わない一般的なラバーストラップと同じ構造だと考えないようにします。
表のデイトナでは、内側のクッション、セーフティキャッチ付きのオイスターロック、長さを微調節するグライドロックも確認できます。ただし、この組み合わせや調節方法を他の型番へ広げず、候補の時計に合う公式ガイドで確認してください。
セッティモは小さな7列リンク
セッティモは7列リンクのブレスレットです。表の1908は、わずかにカーブする小さなリンクを組み合わせた18ctイエローゴールド製で、各面にポリッシュ仕上げが施されています。留め具はコンシールドタイプのクラウンクラスプです。
細かなリンクの並びを確認する際も、列数と腕回りの長さは分けて考えます。公式のこの仕様例があることだけで、別の時計へ取り付けられるとは判断できません。
フラットジュビリーはケースとのつながりも見る
フラットジュビリーは、ジュビリーを再解釈した5列のブレスレットです。すべてのリンクが平らで、ランドドゥエラーのケースと一体感を持たせた構成が特徴です。表の仕様では、コンシールドタイプのクラウンクラスプが採用されています。
名称が近く、同じ5列でも、通常のジュビリーと形やケースへの取り付けまで同じではありません。2025年のランドドゥエラー公式発表でも、新しいブレスレットとケースが連続するデザインとして紹介されています。
パールマスターは過去の公式資料と分けて確認
パールマスター39の旧公式ブローシュアには、丸みのある5列リンクと、コンシールドタイプのクラウンクラスプを備えるパールマスターブレスレットが載っています。1992年のパールマスター発表に合わせて作られたという説明です。
これは過去資料で確認できる種類として紹介しています。PDFが今も読めることから、現在販売中、在庫がある、同じ条件で交換を頼めるとは判断できません。中古品を検討するときは、掲載されている個体の仕様を販売店へ確認しましょう。
ブレスレット・クラスプ・調節機構を分けて読む
仕様表には、帯の名称、留め具、長さを変える機構が並びます。すべてを「ベルトの種類」として覚えるより、次のように役割を分けると、店へ質問するときも伝えやすくなります。

| 名称の分類 | どこの話か | 確認すること |
|---|---|---|
| オイスター、ジュビリーなど | 腕に回るブレスレット本体 | リンク形状、素材、時計との組み合わせ |
| オイスタークラスプ、クラウンクラスプなど | 時計を腕に留める部分 | 実物の形、開閉方法、閉じた状態 |
| イージーリンク、グライドロックなど | 長さを調節する機構 | 搭載の有無と、その型番での調節範囲 |
工具を使わない微調節と、コマの取り外し・追加は作業が異なります。長さが合わない場合の費用や依頼先は、ロレックスのベルト調整とコマ追加の確認点にまとめています。種類を知った後は、手元の時計に必要な作業を分けて相談してください。
中古購入やブレス交換の前に確認したいこと
好みの見た目が決まったら、購入する個体の状態と、実際に着けられる長さを確認します。当サイトでは、次の項目を販売店との確認メモとして整理しています。名称だけで購入や交換を決めず、分からない点は実物を確認する窓口へ尋ねましょう。
| 確認する項目 | 質問・確認の例 |
|---|---|
| 型番・年代・装着中の仕様 | 販売説明、現物、修理・交換履歴の説明が対応しているか |
| 腕回りと余りコマ | 今の長さで着けられるか、付属コマと調整後の受け渡しはどうなるか |
| クラスプと調節機構 | どの機構が搭載され、どの範囲を調節できるか |
| リンクや留め具の状態 | 気になる隙間、がたつき、開閉の違和感をどう説明しているか |
| 交換・修理と販売店の保証 | 希望する作業の可否、見積総額、購入後の対応範囲は何か |
試着できる場合は、腕を動かしたときの当たり方、時計が回りすぎないか、留め具を無理なく開閉できるかを見ます。「この種類なら誰にでも快適」と一律に決めず、候補の時計の状態と自分の腕で確認すると選びやすくなります。
手持ちの時計を交換・修理して使い続けるか、売却も含めて迷っている場合は、作業の見積もりと現状の査定条件を別々に確認しましょう。売却を検討する方には、ロレックス買取相場の調べ方と査定手順も参考になります。ブレスを交換すれば費用以上に査定額が上がるとは限りません。
ロレックスのブレス種類でよくある質問
ロレックスのブレスは全部で何種類?
この記事は、確認時点の公式仕様例6種類と、過去資料のパールマスターを紹介しています。革ストラップや歴史的な仕様もあるため、これをロレックスの全年代を通じた総数とはしていません。探す時計の年代と型番に合わせて確認してください。
オイスターからジュビリーへ交換できる?
名称や見た目の幅だけでは判断できません。同じモデル名で両方の仕様が見つかっても、手元の時計に後から交換できる証明にはなりません。型番・年代・装着中の部品を伝え、交換可否と費用を依頼する窓口へ確認しましょう。
ブレスの形を見れば純正か分かる?
リンクの形や列数は、名称を読み分ける手がかりです。それだけで真贋や、その時計との純正部品の組み合わせを確定することはできません。中古品は現物、販売店の説明、保証と購入後の対応範囲を確かめて選んでください。
ブレスレット選びでは、まず名称と構造をつかみ、次に具体的な時計の留め具・調節機構・状態を確認しましょう。気になる仕様を型番と一緒に控えておくと、購入や交換の相談を進めやすくなります。
