こんにちは。Watch Lover 運営者まさとです。
【お急ぎの方へ:結論】 コンビニの時計は在庫が不安定で、置いていない店舗も多いです。 もし「明日までに届けば間に合う」という状況なら、Amazonでチープカシオ(正規品)を買うのが一番安くて確実です。
- コンビニ: 1,000円〜3,000円(種類少ない・売ってないことも)
- Amazon: 1,000円台〜(種類豊富・翌日届く・CASIO正規品)
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外出先でふと手元を見ると時計がない、あるいは電池が切れてしまっているという経験はありませんか。スマホがあれば時間は分かるとはいえ、仕事中や試験のときなど、腕時計が必要になるシーンは意外と多いものです。そんなとき、真っ先に思い浮かぶのが24時間営業のコンビニではないでしょうか。しかし、いざ店舗に行ってみても「意外と売ってない」「種類が少なくて欲しいものがない」ということも珍しくありません。
実は、コンビニ各社によって腕時計の取り扱い状況や並んでいるブランドは大きく異なります。かつては定番だったファミリーマートの無印良品も、現在では状況が変わっていますし、セブンイレブンやローソンでも独自の戦略で商品が展開されています。そこで今回は、コンビニで買える腕時計の最新事情や値段、メンズやレディースといった種類の違いについて徹底的にリサーチしました。また、受験や試験で使うためのアナログ時計やストップウォッチ機能、音を消す方法など、緊急時に知りたいポイントも解説します。
- コンビニ大手3社ごとの腕時計取り扱い状況と最新のブランド事情
- 試験や受験ですぐに使いたい場合に適した時計の選び方と注意点
- ドン・キホーテや100均などコンビニ以外で安く買える場所との比較
- 購入前にスマホで在庫を確認して無駄足を防ぐための具体的な方法
主要3社のコンビニで腕時計は買える?

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「コンビニに行けば何でも揃う」と思いがちですが、腕時計に関してはチェーンごとに事情がまったく異なります。「昔あそこで見たからあるはず」という記憶で行ってみたら取り扱いが終了していた、なんてこともよくある話です。ここでは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの主要3社における、最新の腕時計販売状況について解説していきます。
ファミマの無印腕時計は販売終了した事実
まず最初にお伝えしておきたいのが、ファミリーマートにおける無印良品の取り扱いです。以前は「ファミマといえば無印の文具や時計」というイメージが強かった方も多いのではないでしょうか。私自身も、シンプルでおしゃれな無印の時計をファミマでよく見かけていましたし、急な宿泊の際にファミマで無印の下着と時計をセットで買った経験もあります。
しかし、現在ファミリーマートでの無印良品製品の取り扱いは終了しています。
これは非常に重要なポイントです。ネット上の古い記事や更新が止まっているブログでは、未だに「ファミマで無印の時計が買える!おすすめ5選」といった情報が掲載されていることがありますが、これらは全て過去の情報です。現在、ファミリーマートの店舗に行っても、あのシンプルな無印の時計棚は見当たりません。
その代わりとして、現在のファミリーマートでは独自の衣料品ブランド「Convenience Wear(コンビニエンスウェア)」を強力に展開しています。「ファミマソックス」などが大ヒットしていますが、こと「腕時計」に関しては、無印良品時代のような定番的なラインナップや、ブランド力のある製品が補充されているわけではありません。一部の店舗で汎用的なデジタル時計が見つかる可能性はゼロではありませんが、「ファミマに行けば無印のような質の良い時計があるはず」という期待を持って店舗を訪れると、何もなくて途方に暮れてしまう可能性が高いです。時間のロスを防ぐためにも、「ファミマ=無印時計」という認識はアップデートしておきましょう。
注意点
「ファミマに行けば無印の時計がある」と思って店舗に行っても、現在は購入できません。無駄足にならないよう、この点は特に注意してください。
ローソンの無印はアプリで在庫確認が可能
では、あのシンプルで使い勝手の良い無印良品の腕時計はどこへ行ってしまったのでしょうか。その答えはローソンです。現在、無印良品はローソンと提携しており、店舗によっては無印良品の専用コーナーが設置され、そこに腕時計が並んでいることがあります。
「じゃあローソンに行けば必ず買えるのか」というと、実はそうとも限りません。ローソンの店舗規模によって無印コーナーの広さはまちまちで、文房具やお菓子はあっても、腕時計までは置いていないという店舗も少なくないからです。そこで活用してほしいのが、デジタルツールを使った在庫確認です。
実は、無印良品の公式アプリ「MUJI passport」や公式サイトには、非常に便利な「店舗在庫状況の検索機能」が備わっています。これを使えば、商品ページから「店舗在庫を確認する」を選択し、現在地の近くや指定した都道府県のローソンに在庫があるかどうかをピンポイントで調べることが可能です。
これは本当に画期的で、今までのように「あるかどうか分からないけれど、とりあえず行ってみる」というギャンブルをする必要がなくなります。特に無印の時計はデザイン性が高く、「緊急時でもダサい時計はしたくない」というデザイン重視層にとっては唯一無二の選択肢です。確実に手に入れるためにも、出発前の1分を使ってスマホで検索することを強くおすすめします。
賢い探し方
無印良品のデザイン重視で探しているなら、まずはアプリで検索。「ローソンならどこでも置いている」わけではないので、在庫がある店舗をピンポイントで目指すのが正解です。
セブンイレブンはJ-AXISの種類が豊富
業界最大手のセブンイレブンでは、時計専門商社のサン・フレイムが展開する「J-AXIS(ジェイ・アクシス)」というブランドが主力として置かれていることが多いです。おそらく、皆さんも一度はこのロゴの入ったパッケージを店舗で見かけたことがあるのではないでしょうか。
このJ-AXISブランドのすごいところは、その種類の豊富さ(SKUの多さ)です。「コンビニの時計なんて、どうせ黒いゴムバンドの安っぽいデジタル時計だけでしょ?」と思っているなら、いい意味で裏切られるかもしれません。実際に市場に出回っている型番データを分析してみると、セブンイレブンの店頭には極めて多様なデザインの腕時計が供給されていることが分かります。
例えば、以下のようなラインナップが展開されている可能性があります。
| シリーズ傾向 | 特徴・ターゲット層 |
|---|---|
| CFシリーズ (Casual/Color) | 最もよく見かける主力ラインです。白、青、黒といったベーシックな色展開があり、日常使いしやすいカジュアルなデザインが特徴です。 |
| CL/ALシリーズ (Ladies/Analog) | 型番に「L」が含まれる女性向けライン。「ピンクゴールド」や「革風ベルト(キャメル・ブラウン)」など、オフィスカジュアルにも馴染むデザインが含まれます。 |
| SP/HPシリーズ (Sports/Pop) | 樹脂バンドを使用したスポーツタイプや、ポップなカラーリングのモデル。子供の塾通いや、ランニング時の一時利用などに適しています。 |
このように、セブンイレブンは「緊急時であっても、自分の服装に合うものを選びたい」というユーザーニーズを満たすため、あえて多品種を展開する戦略をとっているようです。急な冠婚葬祭にも対応できる黒革風バンドの時計から、子供用のポップな時計まで、「選べる楽しさ」が残されているのがセブンイレブンの大きな強みと言えるでしょう。
(出典:株式会社サン・フレイム『J-AXIS ブランド情報』)
コンビニで売ってる時計の値段は千円から

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気になるお値段ですが、コンビニで売られている腕時計の価格帯は、おおよそ1,000円〜3,000円程度が主流です。最も安いデジタル時計であれば1,000円台前半で見つかることもありますし、少しデザイン性の高いアナログ時計だと2,000円〜3,000円ほどになります。
この価格設定は、コンビニという立地を考えると絶妙です。「5,000円を超えると手が出しにくいけれど、1,000円なら緊急用として買ってもいい」と感じるラインですよね。基本的には「使い捨て」とまでは言いませんが、緊急避難的に購入することを想定した価格設定・品質になっています。
また、コンビニ時計の大きなメリットとして、「購入後すぐに使える」という点が挙げられます。パッケージの中にモニター用電池が最初から内蔵されているため、開封して時間を合わせれば(あるいは最初から合っていることも多いです)その場で使用可能です。
ただし、注意点もあります。あくまで低価格帯の商品であるため、数万円するようなブランド時計のような重厚感や、一生モノとしての耐久性を期待するのは禁物です。防水性能も「日常生活防水」程度であることが多く、ハードな環境での使用には向きません。「今この場の時間を知るための道具」として、コスパよく手に入れられるアイテムだと割り切って活用するのが良いでしょう。
時計の売り場やデジタルなど種類の違い
いざコンビニ店舗に入ってから「時計はどこに置いてあるの?」と店内を彷徨わないために、売り場の傾向も予習しておきましょう。店舗によってレイアウトは異なりますが、多くのコンビニでは以下のエリアに置かれていることが多いです。
- 日用品・雑貨コーナー: 文房具、爪切り、電池などが置いてある棚の下段やフック陳列エリア。ここに吊るされているケースが最も多いです。
- スマホ・ガジェットコーナー: 充電ケーブルやイヤホン、モバイルバッテリーの近く。デジタル時計などは「電子機器」としてここに分類されることがあります。
- 雑誌コーナー横の回転什器: 老眼鏡やサングラスと一緒に、回転式のスタンドに掛かっていることもあります。
また、置いてある時計の種類は「アナログ(針)」と「デジタル」の両方がある場合が多いですが、店舗の規模によって偏りがあります。ビジネスシーンや試験などで使うなら、パッと見て残り時間が把握しやすいアナログ時計が好まれますが、視認性を重視するならデジタルが便利です。
大型の店舗や、駅・空港内の店舗ではビジネスマンの利用が想定されているため、アナログ時計の在庫が豊富な傾向があります。逆に、住宅街の小さな店舗では、必要最低限のデジタル時計が1種類だけ、ということも珍しくありません。こだわりがある場合は、一軒目で諦めずに近隣の数店舗を回る覚悟が必要かもしれません。
目的別で選ぶコンビニの腕時計活用ガイド

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「とにかく何でもいいから時間がわかればいい」という人もいれば、「明日の試験で使うから条件がある」という人もいますよね。ここでは、具体的な目的やシチュエーションに合わせて、どこでどんな時計を買うべきか、私の視点でアドバイスをまとめました。
受験用の時計はコンビニよりも他店が推奨
この記事を読んでいる方の中には、大学入学共通テストや資格試験のために「明日の時計がない!」と焦って探している方もいるかもしれません。そのような重要な局面において、受験用の時計をコンビニで調達するのはリスクが高いと私は考えます。
なぜなら、近年の試験会場では時計に関するルールが非常に厳格化しているからです。多くの場合、「スマートウォッチ禁止(通信機能があるもの不可)」「計算機機能付き禁止」「アラーム音などの音が出るもの禁止」といった規定があります。
コンビニで売られている安価なデジタル時計の場合、以下のリスクがあります。
- 操作音が消せない: ボタンを押すたびに「ピッ」と鳴ってしまい、静寂な試験会場で迷惑になる。
- アラーム解除が複雑: 予期せぬタイミングでアラームが鳴り響き、退場や失格のリスクになる。
- 秒針がない: アナログ時計でも秒針がないモデルがあり、正確な時間配分がしにくい。
試験中は、パッと見て「あと何分あるか」を直感的に把握できるシンプルなアナログ時計が最も推奨されますが、コンビニに都合よく「静音・シンプル・アナログ」の3条件を満たす時計の在庫があるとは限りません。
おすすめの対策
試験用なら、コンビニではなくホームセンターや家電量販店、文具店で「学習用」として売られているシンプルなアナログ時計を買うのが確実です。夜間ならドン・キホーテの方が、試験に適した「チープカシオ」のアナログモデルが見つかる可能性が高いです。
【受験生におすすめ】音が鳴らない・文字盤が見やすい「試験用カシオ」 試験会場で「時計が止まった」、
「音が鳴った」というトラブルを避けるなら、この1本を持っておけば安心です。
「CASIO MQ-24-7B2LLJF」
ドンキの腕時計は箱なし特価で安いのが魅力
もし近くにドン・キホーテがあるなら、コンビニよりもそちらをおすすめしたいケースがあります。それは「少しでも良いものを、安く買いたい」という場合です。
ドン・キホーテでは、時計売り場で「箱なし特価(Boxless Special)」という独特の販売方法をとっていることがよくあります。これは、カシオ(CASIO)やシチズン(CITIZEN)のQ&Qといった有名メーカーの時計が、箱がないという理由だけで(並行輸入品などの理由も含め)、通常よりもかなり安く吊るし販売されている状態です。
具体的なメリットは以下の通りです。
- チープカシオ(スタンダード): 1,000円〜3,000円程度で手に入ります。コンビニの無名ブランド時計と同じ価格帯でありながら、CASIO製という圧倒的な精度の信頼感があります。
- G-SHOCK: 有名なスピードモデル(5600系)などが、箱なしで1万円台半ばなどで売られていることもあります。現場仕事などで急に丈夫な時計が必要になった場合、コンビニ時計ではすぐに壊れてしまうかもしれませんが、G-SHOCKなら安心です。
- 深夜営業の利便性: 多くのドン・キホーテは深夜まで(あるいは24時間)営業しているため、コンビニと同様に緊急時の駆け込み寺として機能します。
コンビニで「とりあえず」の時計を買うのも良いですが、同じ金額を出すなら、長く使えるメーカー品が手に入るドン・キホーテまで足を伸ばす価値は大いにあります。
ドン・キホーテの「箱なし特価」は魅力的ですが、実はAmazonでも同じくらいの価格(またはもっと安く)買えることをご存知ですか? わざわざ店舗に行って「在庫がなかった」となる前に、ネットでポチっておくのが賢いです。
▼ドンキでも定番の「シチズン Q&Q」はこちら
勉強用ストップウォッチやタイマーの取扱

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「腕時計」というキーワードで検索していても、実際には「勉強時間を計りたい」「ドリルを解くタイムを計りたい」というニーズでストップウォッチやタイマーを探している方もいます。特に受験生にとっては、時計よりもタイマーの方が重要度が高いこともありますよね。
残念ながら、コンビニに勉強専用の「学習タイマー」や「ストップウォッチ単体」が置かれていることは極めて稀です。コンビニのラインナップはあくまで「一般大衆向けの日用品」が中心であり、ニッチな学習用品まではカバーしきれていないのが現状です。
「トキ・サポ」や「ドリテック」といった、光で知らせてくれる機能や、画面が見やすい傾斜がついた高機能な学習タイマーは、やはり文具店やネット通販、あるいはドン・キホーテや大型家電量販店の方が入手確率は格段に高いです。
「コンビニにあるデジタル腕時計のストップウォッチ機能で代用できないの?」と思うかもしれませんが、腕時計のボタンは小さくて押しづらく、画面も小さいため勉強中の視認性は最悪です。また、操作音が「ピッ」と鳴って図書館や自習室で使いにくいというデメリットもあります。用途が「勉強時間の管理」であれば、コンビニで妥協せず、専用のタイマーを探しに行くのが、結果的に勉強の効率を上げる賢い選択かなと思います。
100均やダイソーなら安く手に入る可能性
「とにかく安く済ませたい」「今日一日しのげればいい」「忘れた日だけのつなぎが欲しい」という緊急度であれば、100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)も強力な選択肢です。
最近の100均の時計は侮れません。100円(税別)の商品だけでなく、300円〜500円(税別)の高価格帯ラインナップ(スリーピーなど)が充実しており、デジタルからアナログ、ミリスケール(ミリタリー風)ウォッチまで幅広い種類があります。特に大型店であれば、コンビニよりも圧倒的に種類が豊富で、デザインも選べます。
| メリット | とにかく安い。壊れても惜しくない。店舗によっては種類が豊富。 |
|---|---|
| デメリット | 24時間営業ではない。防水性能や耐久性は期待できない。電池交換ができない構造のものもある。 |
日中であれば、まずは100均を覗いてみて、なければコンビニへ行くというルートも効率的ですね。ただし、100均の時計は「非防水」のものがほとんどなので、手を洗う際などは水がかからないように注意が必要です。
緊急時に役立つコンビニの腕時計総まとめ
最後に、今回の情報をまとめます。「コンビニ 腕時計」で探しているあなたが、今どこに向かうべきかの指針になれば嬉しいです。
状況別のおすすめ購入先リスト
- おしゃれな時計が欲しい: ローソン(※必ずアプリで在庫を確認してから向かうこと)
- 色やデザインを店頭で選びたい: セブンイレブン(J-AXISの豊富な種類に期待)
- ファミマで無印を買いたい: 取り扱い終了のため、他へ移動しましょう。
- 長く使えるいい時計を安く買いたい: ドン・キホーテ(箱なしCASIO狙いが最強)
- 試験・受験用(失敗できない時): 家電量販店やホームセンター(確実なアナログ・静音モデルを入手)
- とにかく最安で済ませたい: 100円ショップ(日中のみの選択肢)
コンビニの時計は、あくまで私たちの「困った」を助けてくれる心強い味方です。しかし、店舗やチェーンによって品揃えは大きく異なります。「行ってみたけど無かった」という悲劇を防ぐためにも、それぞれのチェーンの特徴を理解して、無駄な移動を減らし、最適な一本を見つけてくださいね。
※本記事の情報は執筆時点の調査に基づくものです。店舗の在庫状況や取り扱い商品は地域や時期によって変動する場合があります。正確な情報は各公式サイトや店舗で直接ご確認ください。
